【第三章】Happy Icecream~あいすとわたし~

Happy Icecream

はじめに

この小説は、簡単にまとめると、

わたしがなぜこんなにアイスクリームが好きなのか。

についてを綴ったものです。

アイスに魅せられて、またアイスに助けられた人生。

そんなアイスクリームへの感謝とともに、この経験が同じように悩んでいる方へ、ほんの少しでも何かメッセージになったらいいな。と思い書き進めていきます。

第一章はこちらから。

第3章:休学

便秘だからと飲んでいた下剤による腹痛が原因で、再びかかりつけ医にかかったとき、私の体重は更に減っていて32キロだった。

先生が

「この病気は専門じゃないと治せないから。紹介状を書きます」

と紹介状を書いてくれ、私はその病院に行くことになった。

病院に行くと、第一印象は怖い。といったおじいちゃん先生が診てくれて、ダイエットについてのことや、どうして食べる量を減らしたのか等色々と質問され、私は完全に拒食症だといわれた。

血液検査も行い、結果とともにどんな状態なのかを説明され、現在も危ない状態で、これ以上体重が減ると入院も考えないといけない。

突然死することもあると言われた。

両親は涙ぐんで私を心配し、

「ちゃんと食べて」

とお願いしたが、この頃の私は全く聞く耳が持てず、

「もう病院には行かない。」

と言いたべる量も増やさなかった。

夏休みになると、朝は午前中おなかが鳴る心配がないからと減らせたし、昼もヘルシーなものを選び、勉強とヒールで歩き回ることを徹底して行っていて、

確実に症状はひどくなっていた。

今でも忘れられないのが親友との夏祭り。

私は事前に調べ上げて食べれる。と判断したフードコートにあるうどん屋さんでわかめうどんの小だけを食べ、あとは一切口にしなかった。

親友は一人で食べたいものを食べていたが、一切付き合わない私を親友はどう思っていたかな。

きっと楽しめなかっただろうな。

この後から、この親友とは仲が遠のいていった。

そんな夏休み明け、私の体重は28キロ台になっていた。

母も父も毎晩死ぬんじゃないかと泣いていたというが、私自身ももうどうすることもできなかった。

フラフラになりながら学校に行き、やせ細った私に友達もどう接してよいかわからなかったのだろう。

一度

「ちゃんと食べた方がよいよ」

と言ってくれた友達に、私は大声で

「食べてるよ。変なこと言わないで」

とキレてしまったことがある。

食べなさい。と言われることがすごく嫌というのも症状の一つだけど、その友達に謝れていないことを後悔している。

次第に学校では孤立していき、教室にいるのもしんどく保健室に行ったり、早退する日が増えていた。

心配する両親に連れられ、紹介状で紹介された病院に正式に通い始め、そこで体重的にも危険だから、学校を休んだ方がいいと言われた。

私も心も体も限界だったため、休みたいと思った。

そして私は中学校を休学することになった。

続く。。。。


あいすの子
あいすの子

ここまで読んでいただいてありがとうございます!

今回はアイスクリームとはあまり関係ない暗めな内容になりました。。。

あるアイスとの出会いまで、、、もう少々お待ちください!

また次の章でお会いしましょう~

このお話一覧は下記リンクから。

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